子供が捨て犬を拾って来て、親を困らせることは良くあることです。

犬が嫌いな子供はそう多くはないでしょう。

かっこうの遊び相手として、あるいは、友達として、犬は子供にとってはなくてはならない存在でもあります。

では、犬にとっての子供はどうなのでしょうか?子供は体も小さく、何をするか分からない、不可解な生き物として映っているかもしれません。

特に、幼児期の子供は、突然奇声をあげて走り回ったり、犬を乱暴に扱ったりします。

中には、食事の邪魔をしたり、犬の物を勝手に取り上げたりなどの意地悪をすることもあります。

子供は、自分をコントロールできないだけに、こうした予測不可能な行動をします。

このため、いくら性格が大人しく、穏やかで我慢強い犬でも、こうした、無神経な子供の態度が度を過ぎれば、堪忍袋の緒が切れて、噛みついたり、飛びかかって攻撃することだってあります。

ですから、この犬はとても優しい性格なので、絶対に人を噛まないと過信するのは禁物なのです。

また、犬のジェラシーにも注意が必要です。

生身の犬の前で、犬のぬいぐるみを可愛がる素振りを見せると、そのぬいぐるみとの間に割って入ろうとしたり、時には、荒い態度に出る犬もいたりします。

さらには、犬が先にいて、子供が後から生まれた場合は、その赤ちゃんがジェラシーの対象になることもありますので、いきなり犬に赤ちゃんを会わせるのではなく、生まれる前から、少しずつ慣らしておくことが大切です。

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