投資の複利効果とリスク

投資は、投資資金を中長期的に運用することで、得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」効果があります。

「投資期間」と「複利」効果には相関関係があり、投資期間が長ければ長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。

また、投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。

その一方で、投資にはさまざまな種類の「リスク」がありますが、これら「リスク」はいわゆる「危険」や「損失」のことではなく「可能性」のことを意味しております。

■株価変動リスク
株(株式)の価格が上下する可能性のことで、日本だけでなく、世界各国の景気や経済の動向、政治や経済の情勢、株式を発行している企業の業績などさまざまな要因によって起こります。

■信用リスク(デフォルト・リスク)
株式や国債・債券などを発行している国や企業が、財政難や経営不振などを理由に投資家から預かっていたお金(元本)や利息の一部又は全部を返済する能力がなくなる可能性のことです。

■流動性リスク
市場(マーケット)で金融商品を売りたいときに売ることができなかったり、あるいは、希望する価格で売れなかったりする可能性のことです。

■金利変動リスク
金利の変動によって、債券の市場価格が変動する可能性のことで、金利が上昇すると、債券価格は下落し、金利が低下すると、債券価格は上昇します。

■為替変動リスク
異なる通貨の為替相場の動きにより、外貨建ての円換算による金融商品の価値が変動する可能性のことです。
例えば、ドル建てで金融商品を持っている場合だと、為替相場が円高・ドル安に動いたときには、日本円で見たとき外国証券の価値が減少することになります。

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