子供がいじめに合ったら

自分の子供がいじめにあっているとわかったとき、親はどう対応すれば良いのでしょうか。

たいていは、動揺し感情的になって、逆に子供に問い詰めたりしがちですが、ここは、冷静に対応しましょう。

子供は、学校には言わないで、と言ってくることもあります。これは、報復されることへの恐怖心からです。

親はまず、この恐怖心を取り除いてやる必要があります。

いくら、話を聞いてやり、励ましてやり、なぐさめてやっても、これは一方的な対処法であり、相手がある以上、いじめを無くすることはできません。

まず、親として、子供を絶対に守る決意をし、それを子供にしっかりと伝えましょう。

それによって、子供は安心して、親と一緒にいじめと闘うことができます。

次に、いじめの実態を明らかにしましょう。

いつ、どこで、誰に、どんなふうにいじめられたのか。

その時、どんな気持ちだったか、どんなことが起きたかを、できるだけ詳細に聞き取り文書にします。

もし、本人に暴行による傷が残っていたら写真をとり、受診をして「診断書」を書いてもらいます。

文書化することで、「これはいじめである」「この状態は放置しておいてはいけない」という証拠をつくることができ、これを提出することによって、学校とのやりとりもスムーズになります。

同じ内容を担任だけでなく、校長や教育員会と共有することができますし、学校内で隠ぺいすることもできなくなります。

いじめは、学校が本気で対処すれば1日でなくなります。

1週間も1ヶ月も事態が変わらず、学校や教育委員会レベルで解決されない場合は、人権擁護委員会、議員、マスコミなどに訴え、場合によっては、警察に被害届を出すことも視野に入れておきましょう。

要は、内々で穏便に済まそうとせず、広く世間に知らしめて行く方が、短時間で解決するのです。

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