中古車査定の交渉術

中古車買取査定をしてもらうと、「今日決めてもらえば○○万円で買い取ります」と、すぐに決めるよう迫る業者があります。

これは、この車を今すぐにでも買い取りたいという気持ちの表れです。

しかし、ここで「ではお願いしま」と言うのはオススメできません。よほど破格の価格でないかぎり、その場で決めてしまうことは避けましょう。

得する売り方をするためは、焦りは禁物です。

まずは、1日ほど時間をおいて、これまで査定してもらった業者の中でどれがいちばん高額だったか、どれがいちばん気持ちよく取引できそうかを考えましょう。

そう、車の売買というのは、単純に最高額を提示した業者を選べばいいというものではありません。1店舗のみ買い取り価格が格段に高かったというなら話は別ですが。

得をしつつも気持ちよく取引するには、業者や買取担当者との相性も重要なのです。

そして、この人だったら信頼できる、魅力的な値段の付け方をしてもらったという車買取業者に出会うことができたなら、冷静に考える時間は必要ですが、なるべく時間を空けず、数日のうちに連絡を取りましょう。

車買取業者も人間ですから、価格だけでなく査定の確かさや人柄を含めて決定したと聞けば、その後の取引も気持ちよく進められます。

そして最後にもうひと粘り、ダメモトで価格アップをお願いししましょう。お互いの信頼が築かれたあとなら、金額は上がらなくても思わぬ余得があるかもしれませんよ。

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中古車無料出張査定の所要時間

事前に日時を予約して、査定士に来てもらうことを、無料出張査定と言います。

また、電話か、インターネット上で予約をすることができます。

この無料出張査定と言うのは、忙しくて時間がない時にももちろん便利ですが、車検が切れてしまったときにも便利です。

なぜならば、車検は査定の前に自分で済ませるよりも、そのまま買い取ってもらって、業者が業者価格で車検をやったほうがずっと安く上がるんです。

だったら、車検切れのクルマをわざわざ車検に出してから買取査定におもむくなんて、ばかばかしいですよね。

無料出張査定をやっている時間は大体、朝10時くらいから夜の8時くらいの間のところが多いようです。

年末年始を除いて毎日やっている買い取り専門店がほとんどで、査定一回あたり、30分から1時間かかります。

車検切れであっても車検証を用意して、査定の場には立ち会いましょう。ちなみに出張査定はどこも完全無料です。

査定に来た業者にクルマを売らなかったとしても、手数料などを請求されることは一切ありませんので利用しない手はありませんよね。

中古車の無料車一括査定「ズバット車買取比較

中古車買取査定額算出の基準

中古車市場は非常に流動的ですので、さまざまな要素が加わって買取査定額が算出されます。

このため、中古車業界に精通していない素人が買取査定額を予想するのは難しいため、インターネットの無料一括査定などを利用して、自分の車の買取相場を調べておくことが大切です。

車の買取査定額を決める際の基準としては、

■車種・グレード
需要と供給の関係で、中古車市場で人気のある車種は高額査定になりますし、同じ車種でも、排気量やオプションのグレードが高いほど、買取査定額が上乗せされます。

■年式
一般的に言って、新しい年式であればあるほど高査定となりますが、古い年式であっても、高級セダンなどの安定した需要がある車や、レトロ輸入車やレトロ日本車などの希少価値があって、独自の市場がある車は専門店によって高い買取査定額がつく場合があります。

■走行距離
当然のことながら、走行距離が少ない車ほど新車に近いと見なされ、査定価格は高くなります。

■車の状態
キズや凹みがない、内装などのヘタリがない、あるいは、メンテナンスがよく行われているなど、車の状態がよいほど査定も高くなります。

■オプション
中古車市場で人気のあるオプション装備は、査定額に加算されることがあります。しかし、ディーラーで下取りを行う場合は、そのメーカーの純正オプション以外はマイナス査定になることが多いようです。

■修復歴
大きな事故などで車体のフレームにまで損傷が及んだため、それを修復している車は「修復歴車(事故車)」とみなされ、買取査定額は大きく下がります。

■中古市場の人気
流行の車種や中古車市場で人気のあるボディカラーの車などは、買取査定も高額になります。

■販売店の利益など
その車を転売したとき、大幅に利益をあげたい販売店だと、買取査定額は安く提示されてしまいます。

中古トラックの高値買取専門店「ランクス」

失敗しないオークション代行業者の選び方

オークション代行業者は中古車販売店とは異なり、自社在庫や整備設備、店舗を構える必要がありません。

このため、参入障壁が低く、個人や小規模事業者、あるいは、実績のない事業者の新規参入が比較的容易です。

このため、場合によっては価格の詐称や誤申告に加え、書類の誤記入や契約不履行、さらには、最悪の場合、落札代金の持ち逃げといったリスクもあります。

このため、信頼できる業者を選ぶ必要があります。

一番簡単なのは、大手の業者が運営しているかです。

業者の規模は上場の有無、社員数や資本金で知ることができ、これによって、信頼性が不透明な小規模事業者・新規参入の業者を区別することができます。

余りにも小規模な業者は、一部の車両に特化した特殊なノウハウを持ってでもいない限り、慎重に選ぶ必要があります。

業者の規模と同様に大事な指標は、実際の車両売買の実績がどれだけあるかです。

これによって、ノウハウを持たない新規参入の業者を区別することができます。

また、ウェブサイトから得られる情報も大事です。

掲載されている情報の中身も大事ですが、ウェブサイトの制作には一定のコストがかかるので、それだけで、ある程度、業者の規模を推測することもできます。

料金や速さだけを売りにしている業者も危険です。万が一の際の返品や保証といったサービスを明示している業者を選びましょう。

ウェブサイトに掲載されている利用者の声・口コミも大事です。

ただし、口コミはある程度良い情報を選んで紹介しているケースがあるので、良い口コミが十数件程度あるだけで優良業者と判断するのは危険です。

様々な層の利用者が安心して利用しており、それが多く掲載されているほど、優良業者と判断できる材料になります。

中古車下取りの決め手は

中古車査定買取の現状

新車を購入するため、今使っている車を出来るだけ高く売りたいと思っても、その車のおおよその相場を知らないことには、業者とのやり取りも、有利にすすめることはできません。

そのためには、インターネットで無料査定を行うことも必要です。複数の業者から見積もりを出してもらうことによって、だいたいの相場を推定することができます。

しかし、だいたいの相場と言っても、往々にして買取査定の金額には非常な開きが出ることがあります。そして、中古車の買い取りは、業者によって倍以上買い取り金額が違うことすらざらにありますので、なるべく多くの情報を事前に収集することが大切です。

インターネット上の買取査定を利用したり、販売店に直接問い合わせたりすると、中古車買い取り専門店からの電話やメールが殺到します。

それは、1日に10社近くは来ると覚悟をしておいてください。このため、査定依頼は、多少なりとも仕事に余裕がある時期に、一気に取り掛かってしまうことをおすすめします。

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